once again〜season2〜

有里華の気持ちは嬉しいけれど、私は氷室室長が何を考えているか、分からないからどうしたらいいのか、相談したかったの。
でも、葛城の言うように、有里華の頭の中は、氷室室長と上手くいけば?なんて思ってるだろう。

食事に行った方がいいのかな…

悪い人じゃないし、身のこなしもスマートだし。
カッコいいし…っ、いや、カッコいいのは余計か。

涼香もいい人だとは言ってたけど、最初の頃は、くせ者だって言ってたし。

「美玲様。失礼だとは承知でお伺い致します。その氷室様の事をお嫌いなんですか?」

「え?」

考え込んでいる私に、葛城が声をかけてきた。

「嫌いとかじゃないけど…」

「な、何を言ってるの…」

「有里華お嬢様は黙ってて下さい」

珍しく、葛城が有里華を制した。
いつもはしない事に、有里華は声が出なくなっていた。

「…では、一度ぐらいはお食事に行かれたらいかがですか?私は人を見る目は持っているつもりです。あの氷室様が悪い方には到底思えない。涼香様の御婚約者の如月様の右腕になる方、頭も十分切れると思いますよ。美玲様がご心配されるような事をする方ではないかと、ただ、全てを知った時、美玲様が後には引けなくなる、それをご心配されているのであれば、お勧めはしませんが」