once again〜season2〜

車から慌てて降りた私は、後ろを振り返らずそのままエントランスに入った。

息を整えてから、室長の車が停まってあった場所を覗くと、車が発車する所だった。

「え、今まであの場所にいたの?こ、これって本気なの?」

そう言いながら、手渡された名刺を見た。
名刺の裏に携帯の番号が書かれていた。

「これって、いつも書いてるのかな…」

半信半疑だった。
あの秘書室長である、氷室室長から食事の誘いなんて…からかわれてるのかと。
この名刺だって、いつも携帯の番号を書いて、いろんな女性に渡してるんじゃ…ないかと。

部屋に戻ってからも、私の心臓のドキドキは、なかなか治らなかった。

もちろん、寝られる訳もなく…完全寝不足で朝を迎えた。