初恋はエスプレッソの味がした。

私は人見知りだから、なかなか周りの人に声掛けられなくて泣きそうになってた。

そんな時、蒼空が「よろしくね」って声かけてくれたの。

「緋夏ちゃん……だよね?僕は、佐渡蒼空って言いますっ!!仲良くしてね」

って。その一言で緊張なんか解けちゃって周りと打ち解けられた。

良くいえば、救世主的なね?笑

蒼空はテニス部に入って、毎日毎日テニスに打ち込んでた。

最初はそんなとこもカッコイイなぁって思ったのよ?

私はバドミントン部だったから体育感からよく蒼空を見てて、顧問の先生に怒られてたっけなぁ。

蒼空と仲良くなるのに時間はかからなくて、すぐ出かけたり遊ぶようになった。