次の日、風子たちは昨日部活に来ていなかった部員たちに、昨日あった出来事を話した。

「えっ、そんなことが!?」

拓也を始め、全員が驚く。

「とにかく、この部活が廃部にさせられることは避けないと…!」

梨花が焦りながら言う。

感謝祭とは、i高校の生徒と地域の人たちによって行われる祭りだ。「プチ文化祭」と呼んでいる生徒もいる。

「世界のおもしろいニュースなんかをまとめて部室の壁なんかに貼るのはどうですか?」

沙羅が手を挙げ、言った。

「それいいんじゃない?」

幸太と真司が頷く。拓也も「じゃあ、早速調べてくれ」と沙羅に言った。

「じゃあ私は、ニュースを書いた紙にイラストを描くね!」

愛がそう言い、沙羅と一緒に調べ始める。

「梨花ちゃん!世界のおいしい料理を振る舞うのはどうかな?お菓子とか……」

風子が梨花に言うと、梨花の目が輝く。

「それすごくいいアイデア!じゃあ、何を作るか考えよう!」

梨花と風子は料理を調べ始める。