世界研究部!!

「セーシェル!」

「ビクトリア!」と田中。

「キューバ!」

「ハバナ!」と神木。

「チェコ!」

「プラハ!」と宮野。

三人は、順調に答えが言えることに安心しているようだ。しかし、真衣の目がキラリと輝く。

「カメルーン!」

その国の名前を出した瞬間、三人の顔が固まった。

「えっ……カメルーン……」

「どうしよう、わかりません!」

真衣は風子たちに、目で「やった〜!」と語りかける。そして、問題を出し続けた。

「ポルトガル!」

「……」

「リヒテンシュタイン!」

「……」

「ブルガリア!」

「……」

「チュニジア!」

「……」

生徒会三人の顔は、真っ青になっていく。

「ウクライナ!」

「ミンスクだ!」

神木が叫ぶ。しかし、風子たちは一斉に首を横に振った。

「ミンスクはベラルーシの首都です」

風子が答える。

「ペルー!」

「……」

生徒会三人は、すっかり戦意を失っている。風子たちは答えを言うことにした。