ボクは初恋をまだ、知らない。

「んで頼みの話なんだが、
このウェディングドレスに合うブーケのデザインを月村に考えて欲しい。」

「………へ??」

突然の事で、二秒程間が空いて変な声が出た。

とゆうか、ちょっと待って。

朝日理事長の娘さんだよ?

ビッグイベントだよね??

それなのに、まだ入学して間もないボクが
ブーケのデザインなんて考えていいの…?

「月村?聞こえてたか?」

太陽先生が、ボーッと立つボクの顔の前に
手をかざして振っている。

それどころか、ボクの顔を
でっかい手が真正面から包んできた。

「……顔の長さ、約20センチ。」

「!!??…何してるんですかぁ!?」

ビックリして手を両手で掴んで剥がすと、

突然過ぎて真っ赤になったボクの顔を見て
ふっと意地悪に笑った。

「…とりあえず、さっきのお返しだ。」

「いや!子供ぢゃないんですからぁ…!」

「そんな怒るな。
20センチなんて小顔なんだからむしろ喜べ。」

「そこぢゃないですよぉー?!」