「お願いします!」
ドアが閉まった瞬間、足の力が抜けた。
友達もよく頑張ったねと褒めてくれた。
その日の夜、私は気が気ではなかった。
「次の人Y君にあったらどんな顔で話そう。」
「チョコ渡したらまずかったかな!?」
「チョコ美味しかったかな?」そんなことばかり。
考えてるうちにもう、朝がきた。

いつも通り登校し、教室に入ると
もうY君は教室にいた。あまりにも緊張した私は
Y君とあった目を逸らしてしまった。
その日は、朝に全校集会があったのですぐに
整列した。その時、Y君がこっちに走ってきた。
「昨日はチョコありがと!!美味しかったよ!
ちょっと固かったけど笑笑」と言った。