美由と蓮がヨリを戻してから1ヶ月後
私は文化祭のために駆流とヨリを戻した。
そんなある日久しぶりに蓮から電話がかかってきた。
由奈「もしもし?どうした?」
蓮「美由とあんまり上手くいってないんだ。」
由奈「そう。電話はするの?」
蓮「最近してない。」
由奈「いつから?」
蓮「1週間前くらいから。」
由奈「そっか。何か理由は分かるの?」
蓮「分からない。でも、何かに悩んでるみたい。」
由奈「そう。美由は自分のことは自分で考えたいタイプだから解決してから蓮に話そうと思ってるんじゃない?」
蓮「そうかな?」
由奈「特に家の事とかだったら周りには話しにくいことだってあるじゃん。たとえ彼氏でも。だから、しばらく待ってみたら?」
蓮「…うん。分かった。少し待ってみる。」
由奈「うん。」
蓮「由奈は最近どうなの?駆流と。」
由奈「私が駆流のこと好きじゃないの知ってて言ってるの?」
蓮「まぁ知ってるけどさ。どうなのかなって。」
由奈「普通だよ。文化祭が終われば別れるしね。」
蓮「そう。もう好きにはなれない?」
由奈「無理だね。もう冷めちゃった。」
蓮「そっか。駆流にはバレないようにね。」
由奈「上手くやるから大丈夫。」
蓮「うん。じゃあ急に電話してごめん。そろそろ寝ます。おやすみ。」
由奈「おやすみ。」