好きな人の好きな人は私じゃない

それから18時までゲームをしてた。

蓮「もうこんな時間か。そろそろ行くか。」
由奈「うん。あ、やっぱり着替えていく。ちょっとリビングで待ってて。」
蓮「はいはい。早くしろよ?」
由奈「うん。すぐ終わる。メイクするつもりないし(笑)」
蓮「そこはしろよ(笑)まぁいつもすっぴんだからいいけど。」
由奈「さ、出てて。」
蓮「はいはい。」

さ、どれにしよう。
これ?んー。違うな…。
蓮に聞こう。

由奈「蓮〜。ちょっと来て〜!」
蓮「何?」
由奈「どっちがいいと思う?」
蓮「え〜。こっち。」
由奈「じゃあ、これにする。あと少し待ってて。」
蓮「うん。」
蓮が選んだのはシンプルなワンピース。


5分後…
蓮が選んだワンピースに合わせてアクセサリーを選んでリビングに向かった。

由奈「お待たせ。」
蓮「遅い。」
お母さん「蓮くん待たせすぎよ。」
由奈「ごめん。じゃあ、行こうか。」
蓮「お邪魔しました。」
由奈「いってきまーす。」
お母さん「気をつけてね。」
由奈「はーい。」
蓮「はい。」

…ん?この状況クラスの人に見られたらヤバいんじゃ…。

由奈「ねぇ、蓮。これ、クラスの人に見られたらヤバくない?」
蓮「あ〜たしかに。」
由奈「バレるかな…。」
蓮「たまたま近くで会ったってことにすれば?」
由奈「大丈夫かな?」
蓮「大丈夫だろ。」
由奈「ならいいけど。」