とりあえずメールしてみよ。

由奈『蓮。起きてる?』
蓮『起きてるよ。どうした?』
由奈『電話できる?』
蓮『できるよ。』

由奈「もしもし。」
蓮「もしもし?どうかした?」
由奈「翔がまた噂流してるみたい。」
蓮「またか。どんな噂?」
由奈「私と蓮ができてるんじゃないかって。だから、美由と別れたんじゃないかって。」
蓮「そっか。噂流してるのは翔だけ?」
由奈「詩音ちゃんも一緒みたい。」
蓮「そう。」
由奈「駆流私の事信じてくれてないみたい。」
蓮「そうなの?」
由奈「この前のことがあったから、私より翔を信じるんだって。もう、このまま一緒に居るの無理だよ。」
蓮「彼氏なら彼女信じてやればいいのに。実際俺たち連絡とってないわけだし。」
由奈「連絡とってないよって言ったけどまだ信じてないと思う。」
蓮「そっか。」
由奈「別れようと思う。」
蓮「由奈が決めたのなら俺は何も言わない。」
由奈「うん。ありがとう。もしかしたら蓮にもとばっちりが来るかもしれない…。その時はごめん。」
蓮「いいよ。俺は大丈夫だから、自分のことだけ考えなね?」
由奈「ありがとう。」
蓮「それじゃあもう遅いから早く寝るんだよ?」
由奈「うん。おやすみ。」
蓮「おやすみ。」












この電話から1週間も経たずに私達は別れた。