それから頻繁にメールをくれるようになって
会う度いろんなことを相談するようになった。
家庭環境があまり良くなくて、家の居心地が悪いこと。発達障害や鬱をかかえてること。仕事でのストレス。友達とのいざこざ。彼との付き合い方。
なぜかまーくんにはなんでも話せた。
「こんなことしてる俺が言うのもなんだけど、話聞いてると彼はいい男とは言えない。今すぐ別れな。…俺が嫉妬する。
誰にも触らせたくないし取られたくない。
りりちゃんと会ううちに、段々と好きになってた。りりちゃんのこと守ってあげたい。」
元気がない時は必ず迎えに来て連れ出してくれた。
会うようになって数ヶ月、気付いた時には1人の男性として頼りにし始めてた。
言われた通りに私は寂しい思いをさせる彼とはお別れした。
もうこの人1人でいい。
安心できる精神安定剤みたいな人に出会えたな。
まーくんに良い感情を抱く度、出会った時から感じてた嫌な予想が頭をよぎる。
