気付いたらそんなことを悶々と仕事中に考えていた。だめだ、いくら暇してるとはいえ集中しなきゃ。
まーくんの影響は仕事にまで及んでいた。
仕事の空き時間にずっとまーくんのことを考えちゃうこともあるけど、仕事が手に付かないような“悪影響”ではなかった。
むしろその逆。
チャラいけど仕事は一生懸命頑張るまーくんに感化されていた。
彼のいつでも全力で頑張る姿勢が好き。
業種は全然違うけど、私も彼みたいに立派な社会人になりたい。追い付きたい。
何においても良い影響を与えてくれる。
ネガティブな沼に浸かってる私を、地上へ引っ張り出してくれる。
まーくんにはそんな不思議な力がある。
私、本物の恋をしてるんだ。
細胞レベルで動かされる恋だなぁ。
今度また仕事の成績が発表される。
良い結果を出してまーくんに褒めてもらうんだ。
