あいつへの気持ちに気付いた数日よりも
先輩に片思いをしてきた1年数ヶ月の方が
圧倒的に長い。その想いも比例して
好きの大きさは100倍先輩の方が上だ。
もう、やめた!
あいつの事で悩むなんてアホらしい。
そんな事よりも今の私には
もっと悩まなければならない事がある。
さっき芽衣が言っていた
提出期限が今日までのこの1枚の紙切れだ。
進路調査票。さすがは進学校。
2年の1学期に具体的に決めろだなんて。
愛琉「芽衣は決まってるの?」
芽衣「まあ、一応ね。」
愛琉「だったら、もっと早く
出せば良かったのに。」
芽衣「そうなんだけど
最近、ちょっと成績落ちてきたから
変更しようかどうか迷っててさ。」
愛琉「いいな、芽衣は。
頭いいし選びたい放題じゃん。」
芽衣は微笑むと、うんと言った。



