ベランダに吹き抜ける風が
妙に心地良かった。
芽衣「愛琉。これ提出期限
今日までだよ。」
芽衣の声が聞こえる。
そっか、私、今、学校にいるんだ。
芽衣「どうしたの?
朝からずっとボーッとして。」
愛琉「優しくされるのってさ
嬉しいよね。」
芽衣「え?そりゃ、まあね。」
愛琉「先輩は優しい。
いっつも優しくしてくれて
一緒にいると楽しくて
先輩の顔、毎日でも見たくなる。」
芽衣「うん、知ってる。」
愛琉「でも、全然優しくないのにさ
顔を合わせれば喧嘩ばっかりでさ
もう二度とこいつの顔なんて
見たくないって思うのに...
顔を見たら見たで安心する。」



