外見9割、性格1割。


愛琉「私は疲れるよ。
素の自分でいられないの疲れる。
けど、怖くなっちゃった。
本当は学校でも先輩の前でも
いつもの自分でいられたら
楽なんだけど、皆が可愛い
可愛いって言ってくれる度に
どんどんどんどん仮面が
分厚くなってって、もう後戻り
出来なくなっちゃったよ。」

先輩といると疲れるのに
こいつといると疲れない。

もう1ヶ月も同じ家で暮らしてるのに
私は1度も疲れただなんて思わなかった。

愛琉「芽衣に言われたの。
一度被った仮面はなかなか
剥がせないって。あの頃は
意味が分からなかったけど
今になって理解できた。
もう手遅れなんだけどね。」

やばい。何か泣けてきた。
私はぐっと涙を堪え笑ってみせる。

愛琉「あんたって本当、意味不明。
何であんたには何でも話せるんだろう。
何であんたの前だといつも通りの
私でいられるんだろう。
先輩とたった数時間いただけで
疲れちゃうのに、何ヶ月も一緒にいても
何であんたは疲れないんだろう。」