先輩の家の前に着くと
先輩は私の顔を覗き込んだ。
大雅「本当に送らなくて大丈夫か?」
愛琉「はい!」
大雅「じゃあ、また学校でな!」
愛琉「はい。おやすみなさい。」
先輩の家からの帰り道。
何故だか私はため息をついた。
楽しかったけど...疲れた。
ーガチャ
リビングの扉を開けると
鬼男が仁王立ちしていた。
愛琉「何?」
築「何?じゃないだろ。
何だこれは。」
鬼男の指さす方向を見ると
つきっぱなしのテレビに
放り投げたコントローラー。
脱ぎ捨てたジャージに
机の上にはメイク用品。
鬼男の嫌う私の私物が
ゴロゴロと転がっていた。
愛琉「ごめん、慌ててて。
すぐ片付ける。」
私が片付けようとすると
鬼男がその手を止めた。



