愛琉「若葉ちゃんの事ごめん。
ちゃんとあんたの忠告を
聞いておくべきだった。」
築「お前が聞こうが聞かまいが
どのみち、あの女は同じ事をやるよ。
壊す事で満たされる。
その気持ちは分からなくもない。
醜い心はどうする事も出来ない。」
愛琉「私はどうすればいい?
考えたけど分からないんだ。
若葉ちゃんは何をしようとしてるの?」
多分、鬼男は知ってるけど
やっぱり答えてくれなかった。
築「お前は気にしなくていい。
悪い、愛琉。用事思い出したから
お前は家へ帰れ。」
鬼男は私の頭を優しく撫でると
着いたばかりの電車に乗り込んで行った。
私はこれから先に起こる
出来事の見当さえつかなかった。
結局、その日鬼男は帰って来なかった。



