外見9割、性格1割。


最寄駅で鬼男を待った。
今日、鬼男が電車で
帰ってくるかどうかは分からないけど
家だと素直に聞けない気がした。

鬼男同様、私も素直になれない
人間だから今の私には仮面が必要だった。

何本も電車を見送り
降りてくる人を確認した。
それを何度か繰り返すと
ようやく待ち人が現れた。

築「...何やってんだよ。」

愛琉「あんたの帰り待ってた。」

築「家で待ってれば良かっただろ。」

愛琉「そうなんだけど
多分、言えないから。」

鬼男は私の座るベンチの隣に
腰掛けると、で?と言った。