外見9割、性格1割。


私のせいで、白戸くんや芽衣が
傷付くなんて...思ってもなかった。

築「まだ、帰ってなかったのか。」

3日ぶりに聞く鬼男の声。
本当にこの人はタイミングが悪い。
仲直りをするタイミングは
もっと別の時が良かった。

愛琉「あー、うん。
忘れ物取りに戻ってきた。」

鬼男には知られたくなくて
私は慌てて下駄箱を閉めた。
鬼男は私の目をじっと見つめると
私の体を押し退けて
閉じたばかりの下駄箱を開けた。

築「これは何だ?」

愛琉「あんたには関係ない。
こんなのいつもの事だから。
どうって事ないよ。」

本当に私一人ならどうって事ない。
耐える事も出来る。でも、私のせいで
怪我をした白戸くんの事とか
私のせいで傷付いた芽衣の事とかを
考えるといたたまれない気持ちになって
知らない内に泣いていた。