愛琉「違う。私の夢を叶える為だ。
私は好きな人からプロポーズされたい。
私の本当の夢はあんたの
お嫁さんになる事だ。」

鬼男はくしゃくしゃっと
私の頭を撫でると、また笑った。

築「いつか、叶えてやる。
お前のその夢。」

愛琉「うん。」

築「風呂入るけどお前も一緒に入る?」

愛琉「変態か。あんたは。」

築「だな。じゃあ、行ってくる。」

これでいいんだ。私と鬼男は。
焦らなくてもいいんだ。
だって、多分だけど...私はもう
この人の事しか愛せない。

一緒に暮らし始めて半年。
私と鬼男は初めて同じ布団で眠った。
緊張で眠れないかもと思っていたけど
私はその日、ぐっすりと眠った。

隣に鬼男の温もりがあったから。