でも、芽衣は悲しそうな顔で
微笑んだだけだった。

芽衣「先生はこんな事のために
貴重な授業時間を無駄にするんですか?
夢を語ったって
誰にもどうする事も出来ないですよ。」

築「その通りだ、早川。
誰にもどうする事も出来ない。
自分の夢を、将来への道を
切り開けるのはお前しかいない。
早川だけじゃなく、ここにいる全員。
大人に頼るだけじゃ
どうする事も出来ないんだ。」

鬼男の言葉は私の胸にも
確かに刺さった。
夢を叶えられるのは自分しかいない。

だったら、私の夢は何なんだろう。