付き合ったからと言って
鬼男が変わる事はなかった。

変わった事と言えば家の中では
私の事を愛琉と呼ぶようになった事くらいだ。

築「愛琉、今日は帰り遅くなるから
戸締り、ちゃんとしとけよ。」

愛琉「あ、うん。会議?」

築「美園の所へ行ってくる。
お前と付き合った事
美園と両親にきちんと話してくる。」

愛琉「そっか。分かった。」

学校では教師と生徒。
家では恋人。秘密の関係。
そうゆうのってもっと
ドキドキしたりするのかなって
思ってたけど、私はドキドキよりも
またかって気持ちの方が強かった。