こうやって私は1分1秒
芽衣の勉強時間を減らしてたんだと
思うと申し訳なくなった。
愛琉「あのさ、芽衣。
私、明日...出て行くね。」
芽衣「え?部屋見つかったの?」
例え自分の成績が落ちようとも
私に優しくしてくれる芽衣には
言えないよ。違うだなんて。
愛琉「あ、うん。ちゃんと見つかった。」
芽衣「そっか。良かったね。」
愛琉「今まで、ありがとね。」
芽衣「何言ってるの?
全然、平気だって。」
そう言いながらも芽衣は
勉強机の上の時計ばかり
気にしていた。
愛琉「私、もう寝るね。」
芽衣「うん、おやすみ。」
芽衣が悪いとは思わない。
もちろん、芽衣の両親の事も。
悪いのは、誰の気持ちにも
今日まで気付けなかった私なんだ。
ごめんね、芽衣。ありがとう。



