だけど、鬼男は弱くて脆い。 近くで見てきたから分かるんだ。 それが全てではないとしても 私の知らない鬼男は沢山いる。 彼女の事が大切だと言っておきながら 私の事を勝手に助けたり 私からの告白を拒絶するくせに 私を喜ばせる言葉を言ったり。 人の幸せを願うくせに 人の不幸が好きだったり 鬼男はいつも矛盾だらけだから いつも私は不安になる。 細く短い...目には見えない糸が いつ切れてしまうのか。 その糸をひきちぎるのは もちろん鬼男だ。 私の気持ちは関係ない。 鬼男の気持ちが全てなんだ。