自嘲的に笑う私の事を
白戸くんは否定しなかった。
白戸「黒沢先生って魅力的な人なんだなって
新川の話聞いてると思うよ。
黒沢先生は生徒の事をよく見てる。
自分の担任じゃないクラスの
馴染めない生徒にも声かけて
一緒に昼飯食ってる姿
何回か見かけた事あるから。
新川はそうゆういい所、俺よりも
いっぱい知ってるだろうから
好きになっても仕方ないよな。」
人の優しさに触れる度に
泣きたくなってしまうのは
鬼男が私に教えてくれたからだ。
優しくされる事の喜びとか
優しくされる事の辛さとか
全部ひっくるめて
鬼男は初めての感情を残していった。
白戸「多分、俺が今の新川に
かけてあげられる言葉は1つだと思う。」
愛琉「何?」
白戸くんはたっぷり
時間をかけてから言った。
白戸「先生の事は諦めなよ。」
愛琉「...そうだね。」



