バカか、私は。
白戸くんの前で。クラスメイトの前で。
本音なんて曝け出しちゃって。
涙なんか流しちゃって。
メイクも崩れるのに最悪だ。
白戸くんから顔を逸らし
遠くにある橋ばかり見つめていた。
そんな私の前に差し出されるハンカチ。
白戸「俺ん家来ない?」
愛琉「...はは。ヤダな。
冗談言わないでよ。
大丈夫。大丈夫。平気だから。」
不憫に思われたくなかった。
それが私のせめてものプライドだ。
今更、遅いのかもしれないけど。
白戸「新川が困ってるからじゃないよ。
俺が一緒にいたいから...って
何、言ってるんだろ。馬鹿だな、俺。」
愛琉「うん、馬鹿だよ。」



