...気付いてしまったんだ。 私がどうしようもなく困っている時に 助けてくれる人は鬼男しかいなかった。 愛琉「...もう...ヤダ...。」 何を考えてもどんな未来を想像しても 結局行き着く先は鬼男しかいなくて嫌になった。 白戸「...新川?」 涙で滲んだ瞳で振り返ると 自転車に乗った白戸くんがいた。 白戸「どうした?珍しい。 新川がサボりなんて。」 白戸くんは自転車を停めると 当たり前のように 私の座る河川敷へと降りてくる。 何を話すでもなく私たちは 川の流れをじっと見つめていた。