外見9割、性格1割。


築「俺の母親はな、高校の入学式の
次の日に、コンビニへ行ってくる。
すぐに帰ってくるから築は
家で待っててって言ったきり
男と家を出て行った最低な女だ。」

鬼男は本当にズルい。

築「嘘って言うのはな、期待させて
裏切る事だ。俺たちの同居は
初めから俺の引越し資金が
貯まるまでの間って約束だっただろ?
だから、俺はお前に嘘はついてない。
金が貯まったから出て行くだけだ。」

このタイミングでそんな話はズルすぎる。
子供すぎる私には理解出来ない。
鬼男の辛さとか、母親に捨てられた
鬼男の気持ちとか、全然分からない。

でも、分かる事は鬼男が本当に
この暮らしを終わらせたいと
思ってるって事だった。

鬱陶しくなったんだ。
面倒くさくなったんだ。
私が余計な事を言ったから。

この暮らしを気に入ってるって
言ってくれた鬼男の気持ちも
私の事をいつも助けてくれる
鬼男の気持ちも台無しにしたのは私なんだ。