分からないけど、それなりに
親の気持ちは分かってるつもりだ。
突然こんな話を聞かされて
はい、いいですよー!なんて言う
父親はいないと思う。
お父さんの気持ちも分かる。
だから、この涙を止めたかった。
お父さんにも鬼男にも
罪悪感を感じて欲しくなかった。
私は根っからの八方美人だから。
愛琉「すぐに泊まりの準備するから。
お父さん達は外で少しだけ、待ってて。
今まで同居させて貰ってたお礼も
言わなくちゃならないし。」
涙を拭い明るい笑顔を見せたのに
お父さんはまた、ため息をついた。
父「愛琉、月に一度は必ず連絡しなさい。
何かあったらすぐに電話しなさい。
それと、そこにいるチャラチャラした奴も
連れてたまには遊びに来なさい。
空港まで迎えに行く。おい、若造。
愛琉の事を泣かせたら承知しないからな。
私の目が黒い内はお前の好きにはさせん。
ほら、母さん。さっさと帰るぞ。」
両親が部屋を出て行くと鬼男は
盛大なため息をついた。



