外見9割、性格1割。


築「あのまま嘘を突き通せば
あなたも納得して帰ったはずです。
本当の事なんて言わなくても良かった。
だけど新川は大好きなあなた達に
嘘をついてしまった事を後悔してました。」

父「それでも一度嘘を
ついた事には変わりない。
そんなズル賢い人間に
愛琉を育てた覚えはない。
君と一緒にいるから愛琉は
変わってしまったんだ。」

鬼男はお父さんの言葉に軽く微笑むと
悲しげな笑顔で言った。

築「俺は両親の愛情を知らずに
育ちました。幼い頃、父親は
外で恋人を作り、俺の事を育ててくれた
母親も高校1年の時に新しい恋人と
家を出て行きました。
俺は温かい家庭というものを知りません。
だけど、この家へ俺が引越して来た日
新川は泣いてました。あなた達との思い出が
沢山詰まったこの家を無くすのは嫌だと。
新川からある程度の話は聞きました。
本当はあなた達がアメリカへ引っ越す日
新川も着いて行きたかったはずなんです。
両親の事が大好きだから一緒に
暮らしたかったはずです。だけど...
大好きだから守りたかったんですよ。
あなた達と共に暮らした我が家を
守る為に新川はここに残ったんです。」

鬼男にそんな話した事ないのに。
あながち、間違ってはいないけど
それは鬼男の想像でしかないのに
つき慣れたように鬼男は
嫌いだと言っていた嘘をついた。