こんな事を言えば鬼男は
同居をやめようと言い出すかもしれない。
無理を言ったのは私の方。
ワガママを言ったのは私の方。
鬼男はいつだって仕方なく
私に付き合ってくれてる。
この同居だって言い出したのは
鬼男だけど、その前にごねたのは
私だから、やっぱり鬼男は
仕方なく私のワガママを
聞いてくれたんだと思う。
あまりにも自分勝手な事を
言ってるのは分かってる。
だけど、私は嘘はつきたくない。
愛琉「このまま嘘を突き通せば
全て上手くいく。頭では分かってるのに
後ろめたい気持ちで過ごすのは嫌だ。
いつでも私は前向きに生きたい。
あんたと一緒に後悔しない日々を
過ごしたい。でも、だけど...」
私の語彙力ではそれが精一杯で
多分それは3分の1も伝えられてなくて
目を伏せながら私の話を聞く
鬼男には何にも伝わってないんじゃないかと
心配になった。
何か言わなきゃって思うのに
思うように言葉が出てこなくて
それからの私は泣く事しか出来なかった。



