両親が使ったコップを洗いながらも
やっぱり私はボーっとしていた。
これで良かったと
思う気持ちはもちろんある。
鬼男の言う通り、馬鹿正直に
話した所で両親が納得するとは
思えない。でも...
築「洗わないなら止めろよ。」
愛琉「え?あ、ごめん。」
鬼男は私の顔を見ると
いつも通りため息をつく。
築「何があったんだよ。」
愛琉「何でもないよ。」
築「何度も言わせるな。
そんな顔で何でもないなんて
言われても説得力ねぇよ。」
本当に何でもない事だ。
鬼男と萌さんのおかげで
全て上手くいった。
私のこの感情を除いては。



