そんな事を考えていたのに
結局、街に出たら出たでなんだかんだ
楽しくなって、洋服も2着買って
先輩の奢りでケーキセットを食べた。
やっぱり先輩といると楽しいし
先輩は相変わらず優しいし
先輩の事を信じたいと思った。
もうすぐ日が沈む薄暗い街。
いつもならもうそろそろ帰ろうと
言い始める先輩が今日は私の手を
握ったまま離さない。
大雅「新川、まだ時間ある?」
愛琉「どうしてですか?」
大雅「今日はずっと一緒にいたい。」
その言葉の意味するものを私は知ってる。
知っていたとしても、あの言葉さえ
聞かなければ私は喜んで
着いていっただろう。
でも、あの言葉が
何度も何度もリフレインした。



