帰ると言った手前 教室には戻りづらかったから 私は屋上へと向かった。 誰もいない屋上。 私一人だけが独占できる場所。 何だか気持ち良くなって 私はそのまま眠ってしまった。 どのくらい眠っていたのだろう。 辺りは真っ暗になっていて 私は慌てて飛び起きた。 屋上からの階段を降りると 見回りの先生を見かける。 見つからないように私は そっと階段を降り家へと向かった。 玄関を開けるとそこには 鬼男の靴があった。 リビングにも洗面所にも お風呂場にもいない。 私は鬼男の部屋をノックした。