もう少しで夢の世界へ
誘われる寸前に、誰かが
私の頭を叩いた。
築「おい!寝るな。」
愛琉「いったあ。」
顔を上げるとそこには鬼男がいた。
築「前の問題解いてみろ。」
不敵な笑みを浮かべた鬼男を
見ると、最近では感じなかった
イライラが沸き立つ。
黒板の前で立ち尽くす私を見て
いつものごとく鬼男は笑った。
築「こんな問題も解けないくせに
俺の授業中に寝るなんて
いい度胸だな。」
地味センを装っているくせして
そこにいるのはいつもの鬼男だった。
だから、尚更腹が立つ。
家にいる時の鬼男ならまだしも
偽りの姿でいる鬼男には怒られたくない!
持っていたチョークを真っ二つに折った。



