ーガチャ

築「うわ。珍しい。
お前が家で勉強するなんて
明日は大雨だな。」

鬼男の嫌味なんて気にならない。
とにかく私は燃えていた。

愛琉「あ、いい所にきた!
ちょっとここ教えて!」

築「無理。」

愛琉「は?」

築「分からない所があるなら
学校で聞け。一緒に住んでるからって
お前だけ特別扱いは出来ない。」

何だよ、もう。使えないな。

愛琉「じゃあ、あっち行って。
気が散るから!」

意外な事に鬼男は
すんなりとそれを聞き
部屋へと入っていった。

その日は夜遅くまで勉強した。