冷たい風が私と美影の頬を撫でながら、通り過ぎていく。
「…氷翠」
沈黙を破るかのように、美影が喋りかけた。
「ごめんね?僕、氷翠のことに気づかなくて…傷つけるつもりは――」
「うるさい!どうせ、美影も私のことが嫌いなんでしょ!!」
「そんなことは――」
「うるさい!もう、私に話しかけてこないで!!」
美影の話を遮りながら、叫ぶ。美影の話を遮るたびに、美影は寂しそうな顔をする。その顔は、美影と初めて会った時のように胸を痛めた。
「氷翠、あのさ…僕は――」
美影の話を最後まで聞かずに、魔法を使い、その場から消えた。消える際に見た、美影の泣きそうな顔が私の頭から離れなかった。
「…氷翠」
沈黙を破るかのように、美影が喋りかけた。
「ごめんね?僕、氷翠のことに気づかなくて…傷つけるつもりは――」
「うるさい!どうせ、美影も私のことが嫌いなんでしょ!!」
「そんなことは――」
「うるさい!もう、私に話しかけてこないで!!」
美影の話を遮りながら、叫ぶ。美影の話を遮るたびに、美影は寂しそうな顔をする。その顔は、美影と初めて会った時のように胸を痛めた。
「氷翠、あのさ…僕は――」
美影の話を最後まで聞かずに、魔法を使い、その場から消えた。消える際に見た、美影の泣きそうな顔が私の頭から離れなかった。



