こじれ男に花束を〜俺様女医のスパルタ恋愛塾〜

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数日後のリハビリルーム。


「はい、膝を真っ直ぐに伸ばして下さーい」

「ふーーっ、ふーーっ」

「太もも裏が椅子から離れるまであげると
お腹にも効きますよー
はい、あと10かーい」


「ふっ!ふうっ!ふっっ」

「頑張って!どすんと下ろしちゃダメです
はいあと3回です」

「ふんぬっ!ふううん!ううううっ」


「はい、オッケーです!頑張りましたね!
さ、このまま平行棒いきます?休憩します?」

「いっ、いきまっす!!!」

「柴田さん、すごく頑張ってますね〜、
運動がお好きなんですか?」
そう言いながらイケメンリハビリ士はペットボトルを持ってきてくれた。

「いや、う、運動は、あんまし‥でも、なるべく早く筋力つけて、退院したいんで‥」

「そうなんですか、仕事に早く復帰したいんですね?お忙しいお仕事ですもんね」

橘君はそう思っているらしいが、
じつは違う。

何も知らない彼は
額の汗をとんとんと、優しく拭いてくれた。