「社長、この書類の確認お願いします!」

ある日、気合の入った新入社員のような若造が
社長室のドアを叩いた。

「おーけ、そこ置いといて。」

俺は自分の机の上を指差した。

「あの社長、、、、、」

若造がおずおずと話しかけてきた。
どうしたんだろう。彼は随分神妙な顔つきだった。

「私がこの案件を自分の力で創り上げました。
内容が優れているものだとお思いになりましたら、

昇進のことについて考えてもらいたいことと存じ上げます!」

ほう、随分自信満々じゃん。
だが嫌いではない、そういう積極的な奴は。