「あ、、、終わったんだ。あ、律さん、
営業部の晴子ちゃん、ちょっと呼んでくれない？」

「すみません、社長。営業部にはハルコという名前の女子社員が3人いますが、、」

間髪入れずに律さんが答える。
というか、この人、社員全員の名前でも覚えているのかよ。すげぇな、、

「んー、じゃあ一番かわいいハルコさん！」

あいにく俺はどのハルコも名字を知らない。

営業部には可愛い女の子がたくさんいる。
俺もいつものように彼女たちにお世話になっているにも関わらず、1人の名前すら覚えてはいない。

正直彼女たちは俺にとって暇つぶし。
だから、執着する必要もないわけだ。

俺はこうやって疲れた時、たまに可愛い女とイチャイチャしてストレスを発散したりもする。

まぁただ体力が消耗するだけだけど。

でも隣に誰かがいないと俺は嫌なんだ。
多分、幼い頃母親を亡くして、その影響だろう。