大好きな君に


優しく私を呼ぶ声。


振り向かなくてもわかる大好きな声。


その声を聞いただけでいとも簡単に私の心を踊らせる声。


「藍くん!早いね!」


「今週掃除ないからな」


そう言って2年生の教室に入った。