私の耳につんざくような声。
目の前には呑んだくれの父の姿があった。

はぁ、私が何をしたのだというのか。
父は私に対し怒声をあびせ罵倒をした。
出来の悪い妹の私と才能に満ち溢れる姉を比べ蔑み、私をひたすらに怒った。
そうだ、父は酔うといつもこうなのだ。

だが、今日はまだマシな方だ。
酷い時には、私が嗚咽をあげ、泣きなけぶまで強く、激しく、暴力を振り続ける時もある。
痣にはならないほどだが、酷く痛むのだ。
だから私は、
その時は、
幼なじみの家に転がり込む。

はぁ…もう嫌だ。
だが、今日は思いのほか
早く父の気が収まった。

私は何も思わないままで、また眠りについた。

酷く眠い。
だが、今日は学校だ。
あー。気が重くなる。

私は準備をして、早々に家を出た。