昼休みとなってある子が私に話しかけてきた。
その子は笑顔が素晴らしく素敵だった。
自分なんか到底及ばないほどにだ。

でも一応言っておこう。
この子はきっと男の子だ。
私の勘がそう言っている。
でも本人に聞くのはきっと失礼にあたるから聞かないでおこう。
彼は私に対して笑顔で話しかけてきてくれた。
話していた自分はとても楽しかったものだ。
だが、その近くのモンペ?とやらは反対に、氷のように冷たかった。
太陽とは違って、まるで月のようだった。
女子が羨むほどの透き通った白い肌に、
アリウムという花に似たパープルピンクのような色の瞳。
そうだ、これからは月と密かに呼んでいよう。
そう思った。