「なにがそんなに可笑しいんですか? 

 アタシ・・・

 死ぬ思いでここまできたんです。

 あなたにどうしても、

 この想いを伝えたくて、

 それだけを胸に、

 ここまでやってきたんです。

 そりゃたしかに、

 普通じゃないかもしれないけど・・・

 ううん、

 ホント

 異常な行動かもしれないけど、

 でも、どうしても、

 会いたかったんです。

 あなたのこと

 なんにも知らないけど、

 駅で一瞬見かけただけだけど、

 でもアタシの気持ちは本当なんです。

 だから・・・

 もしアタシのことが気に入らないなら、

 仕方ない。

 想いが伝わらないなら、

 それでもかまわない。

 ううん、

 もちろんそれは

 とってもとってもつらいけど、

 納得できます。

 ただ、

 この、

 アタシの気持ちだけは信じてください。

 あなたのことを本当に想っている、

 そのことだけは、

 どうか疑わないで」