「莉華お帰り。随分と遅かったね。」

「ただいま。もうしつこくて。」

彼女は前原杏奈。

高1の時同じクラスで何かと趣味が合いいつの間にか一緒に居るようになった。

そして2年でも同じクラス。

仲が良い人がいるクラスほど
心強いものなんてない。

「莉華、次移動だよ。音楽室行こう。」

「……ごめん。だるいからパス。」

「またサボるの!?」

「何か適当に理由言っといて。じゃーね。」

「あっ、ちょっと、莉華っ!!!」

そんな彼女を横目で見ながら私は教室を出た。

































サボるにしてもどこに行こう……。

この間は具合が悪いって嘘着いて保健室使っちゃったし……。

流石に2度も同じ手は使えない。




















































あ、あるじゃん。




絶好の場所。





































「屋上__________。」