ここに来てから3日がたった。
部屋にはご飯を持ってくる騎士が来るだけで、私を捕らえた彼とは初日以来会っていない。
それに、今日は朝から外が騒がしい。
微かに聞こえる話し声と数人の慌ただしい足音が聞こえる。
ベッドの上でその音を聞きながら、ぼーっとしていると
ガチャガチャ
鍵を開ける音が聞こえた。
さっきお昼を食べたばかりで、誰かが何かしに来たのかと身構える。
「久しぶりだね。エマ」
現れたのは初日以来会ってなかった彼
「おいで、今日は君に見せたいものがあるんだ。」
私をベッドからおろし、腰に手を添えられる。
その手つきに、ビクッ!となり鳥肌がたつ。
その手は時々、腰をなぞるように動かされ、耐えるのに精一杯だった。
「これを君に。」
俯いていた顔を上げられ、目に映ったのは真っ白なドレス
「君は僕の花嫁になるんだ。」
途端に頭が真っ白になり、呆然とする。
そんな私を彼は部屋の中にいるメイドに引き渡す。
そして、意味がわからないまま私は腕のロープをとられ、そのまま服も脱がされる。
抵抗する私に有無を言わさない雰囲気で体を隅から隅まで洗われ、仕上げには香りのする何かを塗られる。


