森の妖精と団長さん




返事を待たずにドアを開けるなんて非常識な奴は誰だと思えば…


「シスカ…なんでこんなとこに…」


「そんなことより!エマが!!」

!?


「レビィ!!」


シスカと共に入ってきた人物に見覚えはない。


「助けてください!エマが、エマが連れてかれちゃったんです!!」


「連れてかれた…?」


「シスカさん!?いったい何が…」


「シエル!シエルも聞いて!エマを助けて!!」



何事かと再びやって来たシエルが俺に視線を送る。

エマに何があったのか
乱れ始める頭を冷静にする。



「何があったのか説明を」


レビィという女が目に涙を浮かべながら話し出す。