「やはり、ラティモア辺境伯と奥様の死には何か隠されているはずです。それに、ラティモア領をレーガン家が引き継いでいるというのも改めて調査するところかと…」
「レーガンか…王は何と言っている。」
「確かに当時、レーガン侯爵がラティモア領を引き継ぎたいと名乗りでた時は疑問に思ったが、侯爵自身がラティモア元辺境伯と親交があり、何かあった時はよろしく頼むと言われていたと言っていたそうです。」
「それが本当のことなのか…いや、あのレーガン侯爵のことだ、疑ってみるのが一番だな。」
「はい。…それと、エマさんのことですが…未だ手がかりすらありません。」
「そうか…引き続き頼む。」
