その丁寧な言葉遣いと物腰柔らかそうな雰囲気で色々考えてたことが消え去った。 「私は構いませんが…、どうかされたんですか?」 「実は、仲間の一人が傷を負いまして…。」 「傷!?」 私は立ち上がり、ドアのところにいた彼を通り過ぎ小屋の外に出る。 そこには傷だらけで地面に横たわる人が…。 さらには周りで彼に声をかけたり、手当てをしている彼らもところどころ傷がある。 「早く中に運んでください!私がみます!!」 突然出てきた私に驚いてる彼らを横目に、私は小屋の中に戻り薬草の準備をする。