「あ、ここにはいないんだ。うーん、どうしようか…セアどうしよう。」



シキさんの後ろに控えていたセア
一歩前に出て、俺をまっすぐ見る。


「では、ルカ様にはエマ様を見つけてもらいましょう。無事見つけられ、エマ様が承諾したのなら私も賛成致します。」


試されてるのがビシビシと伝わり、苦笑いのシキと気合いの入っているルカ





「では、馬をお願いします。」


「いってらっしゃい!君ならすぐ見つかるよ!」


馬を屋敷で休ませてもらい、街から探していく。
この街もずいぶんと良くなった。


エマを追ってここに来た時は人がいるのかと疑ったほど

ほとんどが家から出ず、聞き込みも難航した。
しばらくここにいるうちにロイドのことが分かりだし、住民も拉致されてると知った。